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スピリチュアル本は数限りなくあります。素晴らしい本を全て紹介し切れませんが一部をこちらで紹介します。こだわりは「百害あって一利なし」。読書が嫌いな方は以下のものを読んでもらえればスピは十分だと思います。

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『封印された超常現象の科学―超心理学』【推薦書紹介】
超心理学―封印された超常現象の科学『超心理学 封印された超常現象の科学』と名づけたのは正直失敗していると一般読者として感じます。本当に残念。もし出版社の担当だったら、こんなタイトルにはしなかったと思う程、購買層を意識していない書名だと感じます。

『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか』という本が全く超常現象を扱わない本なのに――超常現象の科学というよりも「錯覚」「錯視」「トリック」「心理トリック」のネタバラシをイギリスのCSI会員〔懐疑論団体〕の心理学者がそれらしく書いた本でした。結構ツマラナイ――三軒茶屋TSUTAYA書店には平積みで売られていて色々な人が手に取って読んでいてそれなりに売れていました。

この本は「超常現象を超心理学を研究分野にする大学教授が大真面目で扱っている」にもかかわらずタイトルの堅さが仇になったのかTSUTAYA書店では一冊も入荷されていませんでした。少し歩いた所にある文教堂には一冊入荷されていましたが……。お堅いイメージを醸したかったのかもしれませんが、これは明らかに出版社側の誤算。書名は逆の方がよかったと思うのでブログ記事のタイトルもそうしました。

超心理学―封印された超常現象の科学著者は森達也『オカルト』でも登場した明治大学教授の石川幹人です。明治大学の蛭川立――「精神世界,瞑想,トランスパーソナル心理学」など幅広いフィールドワーク研究をしている狩猟系の研究者。著書『彼岸の時間』 『精神の星座』ともおすすめ(秋の夜長にどうぞ)。田口ランディとも親交があるみたい――と共に前から注目しているアカデミズム界の人。明治大学には他にも注目している先生方がいて先の記事で紹介した小久保秀之山口泰司がいます。なので興味を持って石川教授の研究サイトを閲覧に行っていましたから今回迷わず購入しました。

石川先生はASIOSという「超常現象の懐疑派団体」の発起人・会員なのでスピリチュアル系ブログではあまり嬉しがられない存在だと思いますけど、この本に書かれている事は正に「科学者的態度」で好感が持てました。是非読んでもらいたい。

石川先生のような立ち位置の研究者「超常現象肯定者からも否定者からも、あまりイイ目で見てもらえない損な役回り」だと思います。実際、AmazonではASIOS会員の長澤裕〔HN:ながぴい〕から低評価レビューが上がっていました。レビュー初っ端から「胡散くせ!」だなんて、そう思った時点で観念の罠に捉えられて不健全な懐疑者的態度になってしまっているのに、というか研究者同士のやり取り、それも会員同士なのにAmazonレビューよりメールか何かで石川先生とやり取りすればいいのに…と思ってみたり…。研究者同士って結構疎遠なのかな。

本書はブログのオススメ本の一冊に加えようと思っています。超心理学はトコトン追求しなければ超常現象・超能力を肯定も否定もしません。それが正しい健全な科学的態度だから。なので、そういった地に足のついた研究が好きな探究者には注目に値する内容だと思います。是非手に取って読んでみて下さい。浅薄ではない態度を身につける為にも健全なスピリチュアル探究者でいきたいものです。


〈超心理学〉をライフワークとまで位置づける大学教授が“超心理学を真摯な立場でまとめた本”を出版したのは、筆者が知る限りあまりないことのような気がします。その意味でも本書は貴重ですし、これから超心理学を「知りたい」読者にとって大変参考になるように感じます。

本書の優れた点は「現在に至るまでに超心理学界で学術的になされた重要な研究や国内外で起こった論争・問題点など」が簡潔に書かれている点です。ですので、まったく超心理学を知らない門外漢でも、この1冊で超心理学の歴史・研究・知識などを網羅的に知る事が出来る事でしょう。

著者(石川幹人)は本書を通じて特に「公明正大(フェア)で健全な超心理学・研究者のあり方」を伝える事に注力しています。その為に一般に広まっている超心理学に対する誤解解消の為に多くの頁を割いて正当な論拠に基づいて話しを展開しています。4, 5頁には《超心理学・超能力に対する7つの誤解》と題するFAQ的な箇条書きがあります。著者の明治大学サイト「メタ超心理学研究室」にも掲載されています。

良識ある良心的「健全な科学者の態度・考え方を啓発する」内容も素晴らしい点です。超心理学は今でも知識人の間で「擬似・トンデモ科学」という認識が大勢を締め嘲笑の対象となっています。著名な評論家 兼 翻訳家の山形浩生が〈心の哲学〉を扱った教養書『「意識」を語る』の中で「(そんなもの[超心理学]で博士号が取れるのか!)p313」と嘲笑を書いてしまうほど偏見は根深いです〔※ 山形浩生がブログで本書・著者を小馬鹿にしているので誤解のないようしますが、この話は筆者TeruSunが読み知った事で著者が叙述している喩えではありません〕。著者は超心理学を取り巻くそのような誤解が保持され続ける社会構造を〈封印〉という言葉を使って表現しています。

遠隔透視ハンドブック第2章では懐疑論者がネットなどで嘲笑批判の対象としている「リモートヴューイング(遠隔視):RV」に対してフェアで適切な情報が掲載されています。アメリカ軍がRVを研究していた「スターゲイト・プロジェクト終了」の真相を知る事が出来ます。著者は実際にRV熟練者ジョー・マクモニーグルによる超心理学的実験方法をアメリカ滞在中に講義として受けた体験に沿って詳細に説明しています。真のRVは厳密に管理された超心理学研究という真相が理解出来ました。RVの厳密な実験法はマクモニーグル著『遠隔透視ハンドブック』が詳しいようです。

第3章では超心理学・超能力に対して〈かたくなな否定論者〉が懐疑論者のなかにも紛れ込んでいる実情に考察と指摘がなされ、不健全な懐疑論者が超心理学の地位を貶めてきたと告発しています。不健全な懐疑論の著書が今でも国内で人気を博している現状に危惧を覚え注意すべき否定論者の著書3冊を挙げていましたので紹介しておきます。

1. 『ハインズ博士「超科学」をきる』
 この本の日本における影響力は非常に大きい。さまざまな疑似科学の解説本に引用され問題を深めてしまっている。なかでもよく売れた池内了の『疑似科学入門』の有力な参考文献ともなっており、超心理学者の活動の姿がまた歪んで伝わっている。 p95

2. 『私たちはなぜ科学にだまされるのか』

3.『人間この信じやすきもの』
 「超能力への誤信」には、超心理学の実情を無視した記述が目立つ。 p98

抜粋部は懐疑論愛好者にとって怪訝な印象を持つかもしれません。しかし、〈かたくなな肯定論者〉、オカルト信者(ビリーバー)についても適切な指摘がなされていましたのでとてもフェアで真摯なまとまりのとれた科学的内容です。

前世を記憶する子どもたち〈2〉ヨーロッパの事例から 第10章では「生まれ変わり」に関する霊魂仮説を超心理学の立場から述べ明確に紹介しカール・セーガンも重要な問題として扱ったイアン・スティーヴンソンの蒐集した生まれ変わり事例『前世を記憶する子どもたち』等々を元に新たな自説を展開していました。巻末には「読書ガイド」として参考になる超心理学関係書が短評付で70冊も紹介されているので有り難い配慮だと思います。これだけの短評は他では読めません。

超心理学でも「トランス」と呼ばれる「変性意識状態」を研究対象とするので『トランス―心の神秘を探る』を個人的な71冊目の貴重な本として感想のお終いに紹介させて頂きます。素晴らしい出来でしたのでレビューになっていませんが読者として石川教授の活躍を期待しています。

最後に著者のあとがきから

 * * * *

● マスメディア関係者へ
 超心理学は疑似科学とは一線を画した営みであるので、超心理学が対象とするテーマ(超能力など)あるいは超心理学そのものを、バラエティ番組の対象として扱わないように留意して頂きたい。真摯な学術研究が存在するという認識を持った取り扱いをお願いしたい。

● 懐疑論者へ
 超心理現象が実在しているとすれば、多くの要因を伴った複雑な現象である。そのため管理実験が難しい。特に追試実験では、実験にかかわる人々の心理状況など、管理しにくい要因が結果の再現性を妨げている可能性がある。限定した事例にもとづいた性急な結論は避けて欲しい。

● オカルト信奉者へ
 神秘世界への信念が先行すると、通常の物理現象も不思議な現象に見えるものである。超心理現象の実用的な応用研究は確立していないので、超心理学の成果が個々の霊視やヒーリングを正当化する段階には全くない。限定した事例にもとづいて信念を深める事のないようにお願いしたい。

● 超心理学に興味をもつ読者へ
 信念や先入観を先行させずに懐疑的精神をもって、超心理学の成果を学んだり、その実験や調査に自ら取り組んでみたりして頂きたい。まだ道は拓けていないが、道なき道を行く勇気ある若者の挑戦を期待している。また、超心理学振興への資金的支援も歓迎である。なお印税は全額、超心理学研究の費用に充てられるので、本書の購入や宣伝を通じての支援もお願いしたい。

 * * * *
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スピリチュアルな想いを形に
2012.09.16 Sunday | Category[2]スピリチュアル:健全な懐疑 | comments(3)

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スピリチュアルな想いを形に
2017.04.22 Saturday | Category- | -

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タイトルが本当に残念です。
担当編集者の「センス」の問題なのですが、これは装丁も含めて残念なものでした。

但し、内容は正鵠をつく究極の研究書であり、心ない懐疑派の人に一部分を取り出して、評論などしてほしくない!そういった本です。

Amazonでの「ながぴい」さんの論点のずれた、稚拙な軽い文章での本書の酷評は、非常に残念です。彼の他のレビューを読みましたが「軽い」人なのでしょう。仕方ありません。

超心理学では大学内で出世できない、という昔からの弊害をを断ち切れる流れ(明大のコミュニケーション学部など)が少しづつ出来てきている今、是非手に取ってほしい本です。

笠原敏雄さんの名著「超常現象のとらえにくさ」のように、入手困難な希少本となる嫌な予感もあるのですが、この本が森達也さんの「オカルト」の後あまり時間が空かずに出版され、読めたたことにまず感謝をしたいです。
| ばるばらさん | 2012/09/17 2:07 AM |
たしかに「装丁デザイン」は、デザイナーの端くれの私が見ても手に取って読みたくなるようなものではありません。おそらく思惑は「白黒つける」の意味合いだと思いますが、この「シマウマ縞模様」には日本人の間にある「葬式カラー」というネガティヴな印象がありますから、その精神的な面からも手に取る人は少ないことでしょう。それに比べ森達也の『オカルト』やワイズマンの『超常現象の科学』は購入者に「何かありそう!?」という期待感を抱かせるデザインなので売れているのだと思います。

ながぴいさんこと長澤教授はわざとああいう憎まれ口を書いて衆目を集めようとしているのだと思います。本心はとても真面目で曲がったことが嫌いなのだと思いますが、私が不可思議に感じるのは「ASIOSという団体の横の繋がりの薄弱さを伺わせる行動」だと感じています。会員同士がメールや懇談ではなくAmazonやブログコメント欄でそれもレビュー欄で意見交換というより指摘・批判を行なっている姿です。懐疑論者のこういった行動自体が私はあまり好ましいことではないと感じています。

長澤教授が書かれている内容は「砕けているようで結構指摘精神はある」と読んでいますが、いかんともしがたい行動心理です。この辺りは潜在心理を研究されている学者なら分かるのかもしれません。
| Teru Sunさん | 2012/09/17 11:51 AM |
「ながぴい」さんこと長澤教授の件。

Amazonでこういった内容のカスタマーレビューを書きこんでしまう、ということは世間に晒したいということと理解しました。

お二人の関係性から、こういった批判内容は私信で済ませることもできたはずです。
たいへん分かりやすい行動心理です。そこに彼が「自分を知る」手掛かりがあったりします。ご本人が気づくことはないのでしょうが…。

石川幹人さんのこの著書は本当に貴重なもの(笠原敏雄さんの著書に続くものとしても)なので、こういったカスタマーレビューをAmazonで目にすることが本当に残念でなりません。

| ばるばらさん | 2012/09/19 4:51 AM |










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