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『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』森達也 【書評と感想】
オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ
見えない世界《オカルト》《スピリチュアル》に関わる専門家達へのルポルタージュとして、数年前から雑誌「本の旅人」で連載されていた短編コラム「職業欄はエスパー2」に大幅に加筆され出版された〈森達也〉の取材レポート集『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』(角川書店)。

本書は『スプーン―超能力者の日常と憂鬱』(文庫版:職業欄はエスパー)の続編という位置づけで連載されたようなので前作に目を通しておくと、より楽しめ、話の筋もつかめると思う。また前作から約10年という歳月が物語るのはオカルトを否定したい気持ちと肯定したい気持ちを同居させつつ興味を失わず過ごしてきた森氏の熱意だろう。

今作の取材相手は前作を上回る充実した面々で構成されていた。そして取材対象となった人々はそれぞれ浅薄な人物では無いといった点も本書を興味深く楽しめるスパイスになっている。

帯裏に記されている肩書だけでもエスパー、心霊研究家、超心理学者、スピリチュアルワーカー、怪異蒐集家、陰陽師、UFO観測家、臨死体験者、メンタリスト etc.と、《オカルト、スピリチュアル》肯定派・否定派・懐疑派と横断的に取材している。こういったルポ集には興味を惹かれない章があるものだがそれが無い。人選が絶妙に感じる。

全20章構成、1章に約1の人物を取材した内容、単純計算で20名だが複数の時、重複する時もあるので総勢約25名くらいの人物が登場していると思われる。その一端はスプーン曲げ 清田益章、超能力者 秋山眞人、ダウザー 堤裕司、作家 木原浩勝、超心理学者 大谷宗司、石川幹人、意識・人類学者 蛭川立、スピリチュアルワーカー 荒川靜、メンタリスト DaiGoなどだ。

森氏のルポを読んでいつも感じる。彼の語り口は「誠実」で「素朴」で、読んでいても心温かい。森氏はオカルトな人や現象を否定し嘲るような「悪意」がほとんどない。だからと言ってオカルトを無批判に肯定するような「浅薄」さもない。だれでも割り切れない気持ちは持ち合わせていて率直な気持ちを表現しているのだろう。そして、いつもどこかに「未知なるヒト・モノへの愛情」を持ち合わせているような人柄があるように思う。

森氏はどこまで公明正大《フェア》な姿勢でいる。オカルトを頭から否定もせず、肯定もせず、懐疑的にもなり過ぎず白黒をつけない。まどろっこしいと感じる人もいるかもしれないが、白黒つけられる事は世界を見ると意外と少ない。巻末に参考文献がある。そのリストを見れば森氏が肯定・否定・懐疑の論理も理解している事が伺える。ただ、森氏の立場はそれら三派の内にはなかった。つねに“ゆらいで”いる。

ゆらいでいる心境が「オカルトの境界」を綱渡りするには必要なのかもしれない。だれにも身に憶えがある逡巡するありのままの姿でオカルトを探究する森氏の姿に親近感を覚えて、また続編が読みたくなった。10年後に『職業欄はエスパー3』が読んでみたい。

森氏はスプーン曲げの超能力者・清田益章氏の能力を引き合いにだし読者に問題提起をする。この問題提起に真摯に答えようとすればするほど、その人間性やモラル、ヒトとしての心の発達過程が試されるような気がしてならない。
 フォークを捩るときにDaiGoは、必ずフォークの柄の部分を握りしめていた。でも、清田は握らない。スプーンの柄の先端を右手の人差し指と親指でつまみ、柄と先端の丸みのあいだの位置に、下から支えるかのように、左手の人差し指の先をそっと当てる。つまり隠されている箇所がほとんどない。【中略】時間にすれば1分ほどだ。スプーンはまさしく「自ら捩れ」た。
 DaiGoは速い。一瞬さすっただけでフォークの先端が、まるで花弁のように開く。【中略】ただし捩れるその過程や部分を、じっくりと見せることはしない。あるいはできない。
 【中略】
 でもならば、清田のパフォーマンスについては、どのように解釈するべきなのだろう。

私も子供心に「スプーン曲げ」に挑戦した事がある。力技でスプーンを曲げてもツマラナイと思っていた。超能力の方が面白い、と熱心に集中していたのだろう、運が良かったのかスプーンは曲がった。そのときの感覚は今でも忘れない。今でもわずかに捩れたスプーンが残っている。今でもトリックでスプーンを曲げてもツマラナイと思ってしまう。他人を騙すのが好きな人はトリックを好むかもしれない。なぜ子供の頃はスプーンを曲げられたのか、今でも不思議でならない。
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2012.04.21 Saturday | Category[2]スピリチュアル:読書の痕跡 | comments(1)

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浦安市に移り住んでおよそ10年たちます。件の凸凹道、寿司屋の近所です。不動産業を生業にしておりますが、ベテランの不動産業仲間の方たちも、この件については、全く知らなかったとのことです。やはり、近隣住民の方たちの暗黙のタブーなのでしょうね(語義上、公に開示されるものはタブーでは無さそうですね。)この周辺は、賃貸・分譲マンション、アパート、戸建が入り交じっている地域なので、賃貸人以外の住民の方は、不動産価格維持のために、秘密にしておきたいわけです。当然のことでしょう。森氏がこの情報にどうやってアクセスしたのかはわかりませんが、日本十進分類法による147に興味が無い方は、地元に住んでいてもやはりアクセス出来ないわけです。地元の古くからの周辺住民以外は、不動産ビジネスに関係していて、かつ147に興味が無いとここに辿りつけないのです。世の中って不思議で満ちていますね。
| 浦安在住10年です。さん | 2013/05/31 4:45 PM |










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