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『インテグラル・スピリチュアリティ』【感想】健全なスピリチュアリティを考える
インテグラル・スピリチュアリティスピラボで何度もおすすめ本として表示した経緯があるケン・ウィルバー『インテグラル・スピリチュアリティ』(春秋社)。スピリチュアリティという単語に対する偏見がある人は、その考えは一旦脇において興味を持って一読してもらえたらと思います。

ウィルバーといえばインテグラル理論(思想)の提唱者として日本国内では少数の知識人によって知られるにとどまっています。ですが、そうしておくのは、とても勿体ない気がします。

「Integral(インテグラル)」は「統合」と訳されるので、本の内容、ウィルバーの考え方を知らない人は語意からインテグラル理論を「複数の思想を合わせて一つにする」ような包括的(ホリスティック)な理論だろうと単に考えるかもしれません。

しかし、その考えは間違いで、そういう風に捉える人がいる事を予想してウィルバー自身、本書の序章でこのようにハッキリと事割ります。
 しかし、もしこのアプローチが、典型的な「ホリスティック」で、「スピリチュアル」で、「ニューエイジ」で、「新しいパラダイム」に毛が生えたものくらいにお考えなら、それはまず第一に大きな間違いだろう。
抜粋部でいう「アプローチ」とは、インテグラル理論をもとに各自が考え行動する「インテグラル・アプローチ(統合的アプローチ)」の事を指しています。

インテグラル理論は物事を健全な考え方のコツを提供するツールのようなものです。ウィルバーはインテグラル理論の事をインテグラル・オペレーティング・システム(IOS)と呼んでいます。AppleのiOSとは違いますよ。世の中にインテグラル理論のような考え方は他にもあるかもしれませんが、その一つであるという訳。

インテグラル理論をマスターしたからといって確固とした理論が手に入る訳ではなく、人それぞれが今現在の自分の視点とフィルターを通して使うOSというものです(iOSを使うかAndroidを使うか、みたいなものね)。

ウィルバーもその事をわかっていて読者に対しIOSを絶対化せずに更新するように催しています。幕末の偉人・勝海舟世間は生きている、理屈は死んでいるという言葉を遺しています。理論(理屈)として固めた時点で、その考えは死んでしまうという事なのでウィルバーの考え方と似ています。

世界が常に移り変わってゆくのに考え方、理論の更新を行わなければ、それは死んでいるも同然という意味でしょう。スマホのOSだってアップデート、バージョンアップしていますよね。私達の考え方も日々アップデートが欠かせない訳です。

インテグラル理論を絶対視する事はしませんが、このIOSを活用する事はかなり良いように思います。個人の内面、精神世界(不健全なスピリチュアル)といわれるものも、世界全体の社会問題(原発問題、国際問題など)も考えやすくなります。

この記事だけでは説明する事は不可能なので一読を勧めつつ、もう一つだけ長抜粋しておきます。スピリチュアルに対する二者の陥っている現状を指摘する部分。
スピリチュアルな知性の脱‐抑圧

ここで強く指摘しておきたいことは、無神論者も、あるいは不可知論者も、「オレンジ」のスピリチュアリティの一形態である、ということだ。スピリチュアルな知性とは、究極の関心、および絶対とは何かと、ということに関する知性〔把握力・理解力〕である。もし、ある人が結論として、究極の実在(リアリティ)があるかないかはわからない〔どちらかに決定できない〕という立場(=不可知論)をとったとすれば、それは「オレンジ」のスピリチュアリティである。しかし、「オレンジ」の合理性は、通常、二つのうちの一つを行おうとする。一つは、科学は究極の実在(リアリティ)はないことを証明したというものである。科学はそんなことは、まったくしていない、もう一つは、たとえば物質やエネルギーのような有限のものに絶対的な実在(リアリティ)を付与するものである。これは暗黙のうちに科学に仮装したスピリチュアルな判断であって、偽善以外の何ものでもない。この二つは、いずれも健全なスピリチュアル知性を抑圧していることによるものである。健全なスピリチュアル知性は、絶対的な実在(リアリティ)の存在に関して、オープンで正直な向き合い方をする。たとえ「それは存在しないと思う」とか「わからない」という答えをしたとしても〔わかっているふりをしない〕。
p.280
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2012.03.31 Saturday | Category[4]霊的偉人:ケン・ウィルバー | comments(0)

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