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東方キリスト教のダスカロスとACIMやチャネラーとの相違
エソテリック・ティーチング―キリストの内なる智恵 秘儀的な教えキプロス(キュプロス)にいた霊的賢人ダスカロス“遺した教え”は、私たち日本人のスピリチュアリティ(宗教観・信仰観・霊性)に合う部分が多くあるような気がします。「キリスト教の教え」に馴染めない私がダスカロスのいうジョシュア・イマヌエル(キリスト)の遺した教えオタクになってしまっている訳のひとつなのかもしれません。

ダスカロスは神秘思想」「神学」「スピリチュアリズムを三本柱としていました。どれひとつ欠けてもいけない三脚です。どれかに傾倒し過ぎてしまってもバランスを崩してしまいますから順繰りと読書探究を続けることが大切だと感じています。

ダスカロスの遺した教えの土台は東方キリスト教のなかに連綿と伝えられてきたヨハネ的な神化思想です。神化思想は神化(テオーシス)」と呼ばれる東方神秘神学の考え方です。一般的な日本人が知るキリスト教は、ほぼ100パーセント西方キリスト教」(カトリック,プロテスタント)だということに気づいている人は多くはないでしょう。
*神化(theosis)
「神化」と訳されるギリシア語の「テオーシス」という概念は東方神秘神学のキーワードである。神化とは聖書によれば、人間が「神の本質に与る」ことを指し、それは古代ギリシア教父たち以来の救済論を端的に言い表す概念である。人間にこの神化の可能性をもたらしたものは「受肉」である。神の子が人となったのは、彼を通して人間本性が高められ、神の「本質」に与らしめるためであった。受肉の目的は人間の神化である、というのが東方固有の発想である。さらに、人間を神化させる賜物はすでにこの世において、とくに選ばれた者に神化の先触れないし保証ともいうべき「神秘体験」をもたらす。それが「観想」に他ならない。

「西方キリスト教」
の教えはパウロ的な贖罪・原罪思想です。贖罪・原罪思想は「罪を背負って生まれてきた罪深い人間のためにキリストが犠牲になり、人間は赦(ゆる)される」という教えで、西方教会にとって人間が「神」になるという「神化思想」は受け入れられない教えのひとつとなっています。

■宇宙人霊は西方キリスト教徒だった!?
さて、世間に出回っている精神世界本(スピリチュアル本)を読みますが、チャネラー(霊媒)を使った“霊(宇宙人)からのメッセージ”に東方キリスト教的な「神化」が含まれているものをあまり見掛けません。恐らくチャネラー自身の信仰が西方キリスト教の影響を受けているからでしょう。有名な宇宙人霊バシャールの講釈も西方キリスト教的な香りがしますから学術的に分類すれば西方キリスト系宇宙人霊になります。

■ACIMの霊は西方キリスト教系の聖職者?
また北米・英語圏のスピリチュアルな教師たちの間で聖典のよう扱われている『奇跡のコース』(奇跡講座・ACIM)という本があります。この本に纏(まと)められたメッセージを伝える霊は大乗仏教のような教えを説きます。が、西方キリスト教の贖罪・原罪によった考え方がかなり入っています。断言はできませんが「霊自身が西方キリスト教信者だった」「霊媒師自身が西方キリスト教信仰」かもしれません。ACIMの教えは随分と理論武装がされた教えになっているようで、西方キリスト教会が過去の過ち西方キリスト教の教えが優れていて他の宗教や教えとは異なるといった教条主義になっているように感じます。ACIMもひとつの教えに過ぎません。

世に出回るチャネリング本すべてを読むことは不可能なので私は分類できませんが、もしいろいろなものを読む際に「神化思想」が含まれたチャネリング本を“東方系”そうでないものを“西方系”といった形で分類することで整理することができます。

真理の言葉話を戻して、神化と聞くと私達に馴染みがないように思いますが、日本人のスピリチュアリティには意外と馴染んでしまっている考え方かもしれません。神道や仏教の教えの伝統のなかに「神化」にとても近い考え方があります。精霊信仰(アミニズム)が源流にあるといわれる神道には人はみんな神様になるために生きているという考えがあります。亡くなった先祖を社(やしろ)に「神として祀る」伝統があるのも「神化」に近い想いが生きているように思います。また仏教の空海密教のなかでは生きたまま神仏(ブッダ)になるという即身成仏という教えがあります。

神秘思想と神学が不可分の関係にある東方キリスト教には仏教の密教の香りがすると感じていたのですが、その感性は正しいようです。ダスカロスの教えた教えのなかにも東方キリスト教の教えが多分に含まれていて、空海の密教に近い香りをだしているのかもしれません。

キリスト教東方の神秘思想 キリスト教東方の神秘思想
V. ロースキィ 宮本 久雄

勁草書房 1986-10

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東方キリスト教思想におけるキリスト 東方キリスト教思想におけるキリスト
J. メイエンドルフ 小高 毅

教文館 1998-06

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即身成仏義 即身成仏義
空海 金岡 秀友

太陽出版 1985-07


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スピリチュアルな想いを形に
2011.10.23 Sunday | Category[2]スピリチュアル:キリスト的なもの | comments(4)

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 ロースキィですか!一読ではとても理解はできなかったものの、素晴らしい読書体験だった記憶があります。たしかにこの本を通じて知った擬ディオニシウスは、なんだか空海みたいだなあと思いました。
 もうひとつご紹介のメイエンドルフ、チェックしてみます。ありがとうございます。
 TERUさんのおっしゃる「キリスト教」への違和感は、「キリスト教徒でないと天国へいけない」というところにありそうにおもえるのですが、「いわゆるキリスト教」の他に、「あの紀元に起こった何か」があるのではないですかね?上座部仏教から大乗仏教が生まれたのもあのあたりですし。(上座部仏教を単純に否定する意味ではないですが。)
| ほうきさん | 2011/10/24 12:03 AM |
ほうきさん
キリスト教の「キリスト教徒でないと天国へいけない」という何となくそういった考え方がたしかにありますね! 僕も同感です。なるほろぉ!
| Teru Sunさん | 2011/10/25 11:02 PM |
こんばんは。
以前より感じていたキリスト教への、違和感のようなモヤモヤが晴れたような気がしました。
東方と西方の違いなんて、まじめに考えたこともなかったので…
わかりやすい解説、ありがとうございました。これで注意しながら本などを読んで少しでも理解を深めていければと思います。
| cozaさん | 2011/10/31 12:33 AM |
cozaさん
こんばんは。どういたしまして。私もこのキリスト教の話についてはダスカロスの本を読むまでは知りませんでした。深く知ることで新しい視点が生まれるものですね。キリスト教アレルギーのようなものが軽減されたのは同感です。
| Teru Sunさん | 2011/11/01 12:26 AM |










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