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スピリチュアル本は数限りなくあります。素晴らしい本を全て紹介し切れませんが一部をこちらで紹介します。こだわりは「百害あって一利なし」。読書が嫌いな方は以下のものを読んでもらえればスピは十分だと思います。

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ダスカロス『真理の言葉』
真理の言葉 スピリチュアル[霊的]な事柄やスピリチュアリティ[霊性]に関心のある世界の人々の間で有名な〈スピリチュアル・ヒーラー[霊的治療家]・霊能者・霊性の師〉であった「ダスカロス」ことスティリアノス・アテシュリス。本書は彼が行った講義の様子を記録したテープやビデオの音声を元に、彼の長女パナヨッタが選出して書面化してまとめた「WORDS OF TRUTH」の邦訳本です。

「霊能・霊的治療者」として知られているダスカロスですが本業は政府印刷局の上級印刷員でした。当時から彼を尊敬する人達に小規模のサークル開いていましたが、退職後にキプロス国外の人達からの要望で各国での講演を多く行うようになりました(欧州に講演旅行などを自費で行っていたそうです)。ネットでは一部の講演映像が観られるようになっています。
Daskalos & The Researchers of Truth BEING HUMAN

ダスカロスは主にキプロス国内主流のキリスト教、日本で馴染みない東方キリスト教の神学とオリエンタルの神秘哲学・形而上学を理解しています。そのような彼は自身の世界観に合わせて独自の意味や用語を使い講義をするので、はじめて本書を手にすると苦労を強いられるかもしれません。意味は用語集に書かれていると思いますが、例えば以下の用語「霊‐エゴ(Spirit-Ego)」や「オントピィシス(Ontopeisis)」「テオーシス(Theosis)」等々の用語を一度に消化するのは大変に難しいと感じます。本書に当る前に彼を有名にした著作『ストロボロスの賢者』や『エソテリック・ティーチング』を読む事で読解の取っ掛かりになると思います。また彼の神学・形而上学には「生まれ変わり」を事実とした「霊的・心霊的」な自身の記憶を元にした(オンム・セティアーサー・ガーダムと同様に過去生の考えによる)独自のキリスト理解・表現が含まれているので伝統主義教義からは異端と見られていてキプロス正教徒の一部からは白眼視されてもいます。

東方キリスト教に明るくない私はキリスト教正統の神学に片寄り過ぎますが『ビザンティン神学』『キリスト教東方の神秘思想』『東方キリスト教神学入門』『東方キリスト教思想におけるキリスト』『キリスト教神秘思想の源流』等の文献を参考にしながらダスカロスの著作への理解を深めました。因みに「テオーシス」という用語は東方キリスト教の重要な教えのようです。

以下、雑話。
キプロスで伝説的な“霊的偉人”として訃報が新聞に載る位の人物ですが日本での知名度はほとんどありません。教祖(グル、導師)のように扱われる事を嫌い誰にでも分け隔てなく(キプロス大統領、ギリシャ王室、欧州の要人から庶民にいたるまで)あらゆる人達の相談に仕事の合間に無償で当たっていました。しばしば本職の仕事に支障がある事もあったほど。

キプロスでは霊的能力を持つ神童として知られ7歳頃から大人相手にサークルを(霊性に興味ある小学校長に頼まれ)開いていた彼を世界に公にしたのがキプロス出身の米国メイン大学社会学教授マルキデスでした。彼が書いた「The Magus of Strovolos [ストロボロスの賢者]」は、主にダスカロスの人間性や霊能・神秘的な側面に焦点を当てた虚実織り交ぜた著作として興味深く米国のスピリチュアル本部門ではベストセラーとなったそうです。しかし、虚実ある作品でなおかつマルキデスが続編2冊を無断出版した事が問題となりダスカロスとの親交が断絶。その後、敬虔なキプロス正教徒であった彼は、オカルト批判で有名な霊性伝統主義(宗教的伝統主義)ルネ・ゲノンと似たような立場を取りキプロス正教伝統の霊性や教義に立脚した奇跡的な霊的治療や霊能力批判を行う知識人となります(2011年現在も存命)。

ダスカロスが教えていた各サークルの上級サークルでは知識(インテリ)層向けに神学・形而上学用語を多用した講義を行い、初級サークルでは一般層向けに易しさを重視した講義を行った向きがあったようです。上級と初級は権威付けではなく各自に合った認識の仕方を勧めたもので、上級は公の場で他人に講義をできる人を育てるサークルとして、初級は自己理解を深める場のサークルとした位置づけでした。最近では上級サークルに所属していた「エソテリック・ティーチング」の編集にも協力していたポール・スコルペンの動画などもネット上で観られるようになり、ネットが新たな情報発信の場として活用されています。
Paul Skorpen on spirituality today

ダスカロス著作権利は長女が持っていますが彼の娘らしく出版をビジネスとして考えておらず広告宣伝など行わず小規模のものとして父親の遺したテキストをベースにした勉強会を欧州[ドイツ、オーストリア等々]で定期的に行っているようです。欧州で勉強会を開ける事はカルトやセクトではない健全性が認められている意味として理解する事ができます。原著はAmazonでは購入できないので直接以下のサイトから買う事になります。
http://stoa-series.com/ 
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スピリチュアルな想いを形に
2011.07.18 Monday | Category[2]スピリチュアル:読書の痕跡 | comments(0)

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2017.10.29 Sunday | Category- | -

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