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“クリシュナムルティ”と“攻殻機動隊” おまけで“スカイ・クロラ”
霊的宇宙

前回のコラム〈“善霊”と“邪霊”と「超越界」〉で予告したとおり“クリシュナムルティ”と“攻殻機動隊”と題して考察してみようと思います。以前にも“攻殻機動隊”を違ったアプローチで書いたことがあります。
イノセンスの世界観とスピリチュアル
イエス・キリストのイデア【GHOST IN THE SHELL論】

はじめに断っておくと、今回の考察は解釈の飛躍です。私が理解し捉えた世界観で勝手に話を展開させます。なので『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(GITS)『イノセンス』(INNO)J.クリシュナムルティ(クリシュナ)を知らないと理解できませんし、霊性[spirituality]意識[consciousness]に興味がないと話の内容がオカルト霊的思想[Spiritualism]的なので混乱してしまうかもしれません。

EMOTION the Best GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [DVD]イノセンス アブソリュート・エディション [Blu-ray]
なので、この記事を読んでからでもいいので、上記の作品群をご覧になって下さい。その際は『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』ではなく『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の方をおすすめします。当時のオリジナル版の方が声優たちの迫真の演技が声から伝わってきます。


さて、私がクリシュナの人生や存在自体を理解してゆくと、押井守が監督したアニメ映画「GITS」「INNO」が浮かんできます(神山が監督した「攻殻」ではありません)。このアニメは単なる娯楽作品ではありません。

高校生の頃(1995年)に同アニメを映画館で観た際は“意味がまったく掴めず”、最新の映像表現や登場人物が使うセリフの“高尚(哲学的)な空気感”に感化されただけでした。押井オタクだったので、たぶん今の子たちも恐らく同じで「意味は“?”」だけどアニメ好きだから何となく観賞してる子が多いんじゃないかと思います。こう偉そうな私も当時は動物的人間だったので気づくこともありませんでした(今も少し気づいただけですが)。

◆動物的人間たちの嘲り
世間の一部では、“あまりに根源的な問い”を扱ったGITSを「中二病」的だと揶揄する向きがあります。揶揄する人の気持ちは〈動物的人間:末人〉虚無的な幼さ「考えたって無意味なのさ」といったような心から来ています。〈霊的人間:超人〉の存在に気づいてしまった人が行う“真摯な問い”を嘲笑う末人空海が遺した詩「痛狂は酔わざるを笑い、酔睡は覚者を嘲る(酔っぱらいは酒に酔わない人を嘲笑する。ねぼけ者は目覚めている人を嘲笑する。)」と語られている〈痛狂・酔睡〉たちと同様なのです。
空海コレクション 1 (ちくま学芸文庫)空海コレクション 2 (ちくま学芸文庫)ニーチェ全集〈9〉ツァラトゥストラ 上 (ちくま学芸文庫)ニーチェ全集〈10〉ツァラトゥストラ 下 (ちくま学芸文庫)

スピラボ解釈で同アニメのテーマを「要約」すると、「生命とは何か?」「意識とは?」という究極に本質的な疑問符になります。その問いを視聴者に投げかける(が解答はない)「禅問答のような作品」なのでアニメとしてはキワモノ作品といってよいでしょう。なので女子と一緒に楽しめるジブリ作品のようではありません(仏教女子,ヨガ女子となら楽しめるかもしれませんが)。

簡単にGITSの世界を概説しましょう。

◆GITSの世界観
GITSの世界では自らの身体を機械化する技術が普及しており「身体を機械にする義体化」「脳に機械的補強をしネット(有線・無線)にアクセス可能にする電脳化」意識・心[ゴースト]記憶・想い出[データー]を他人の電脳に転移させることも可能になっています。誰もがモバイルPCやスマートフォンを頭の中に持っている、そんな世界。自分の見た映像を「視覚データー」として遠くに送信することもでき、他人の電脳にハッキング[不正侵入]して記憶・想い出の改ざんを行い意識を操作することもできる(電脳ハッカー[不正侵入者])


現実の話でも生物の動きを操作する実験は存在して「サイボーグ蛾」「電脳鳩」などが確認できます。先に挙げた動物実験は神経への電気刺激による介入で生物の動きをコントロールしているので、自動腹筋マシーンのような反射運動を利用した初歩的ものなので意識まで制御できないでしょうけど。蛾に心があったら「羽ばたきたくないのに勝手に羽ばたいてしまうんだよ〜」と言っているかもしれません。

◆生命とは何か?
ヒトの「意識の転移」は死によって行われると霊的視点で語られています。意識〈集合体として存在するヒト身体粒子[身体粒子群]〉の周囲に漂い影響を与えています。この考え方はヒトの身体も〈光のような粒子〉によってできているという現代的な視点を知っていれば理解することができるでしょう。疑似科学ではありません。これは霊的視点を現代的な考え方で思考する一つの方法です。

この意識〈身体粒子群〉でしか働くことができず〈物質粒子群(金属,岩石など)〉では働くことができません。意識が働ける「生物」と働けない「無生物」の違いとは?

ここでGITSのテーマに戻ります。

高度な人工知能によって自覚を持って“意識があるよう”に動く〈脳も身体も機械〉“人造人間[アンドロイド]”〈生命体〉なのか? 要は「機械に意識が宿ったら生命体なのか?」という問いです。GITSでは、この問いにかなりの分量を割いています。

ちなみにダライ・ラマ法王は、既に講話や著書の中で「機械にも意識が宿れば生命と見なしうる」という哲学的な信条を話していますのでGITSの問いなどは〈屁とも思わない次元〉に立っている進んだ考えの人です(以下に紹介している著書に書かれているわけではありません)。
ダライ・ラマ実践の書ダライ・ラマ 科学への旅―原子の中の宇宙ダライ・ラマ 至高なる道

◆現代科学の神話
GITSの主人公・草薙素子(クサナギ モトコ)「脳」以外を残して全身を義体化した女性型サイボーグです。その自己の存在に疑問が生まれ「自分は脳も含め全身機械化された人造人間なんじゃないか?」という疑心暗鬼が生まれます。押井はこの主人公の苦悩に、現代人の〈唯物的な考え方:脳の中に心があるという仮説〉を重ね比喩として示唆しているように感じます。「脳や肉体の死と共に意識が終わる」と信じられている現代の神話への懐疑心を芽生えさせる疑問の提示です。
解明される意識脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

◆GITSの精神宇宙の短所
GITSにも精神宇宙の限界というか短所があって、それは「ネットが意識の最上層」だという設定です。記事の始めに作った図を見て下さい。

GITSの世界観では「太陽風などで機械[ネット]がショートすればネットにアップした人間たちの記憶や意識もそれと共に消滅します」、これはかなりな欠陥です。ただ、アニメは比喩なのでは「ネット」「霊的精神宇宙」と見立てて話を作っていることを理解しなければいけません。

◆草薙による「神との一体化」

GITSの続編「INNO」では、前作の主人公・草薙がネットに融合してしまったので主人公は草薙の部下で相棒だったバトーに代わります。

アニメで「ネットに融合」した状態を霊的視点では「神との一体化」してしまった“聖霊のような存在”と化したことを表現しています。東方キリスト教キリスト密教の伝説のヒーラー・ダスカロスなど]では〈テオーシス〉と呼ばれている状態です。
メッセンジャー―ストロヴォロスの賢者への道エソテリック・ティーチング―キリストの内なる智恵 秘儀的な教えキリスト教東方の神秘思想

◆降霊した素子の霊[ゴースト]
INNOの物語の終盤で草薙が、ガイノイド[女型ロボット]・ハダリに降りてくる場面があります。ロボットという乗物〈器〉草薙という人格だった意識が降りてくる、一種の「降霊」です。

アニメの作画にも細かいですが、降霊した表現がなされていて草薙ハダリ他のハダリと表情が異なっています。意識の違いを表情で表す細かな演出です。以下の画像で確認できるでしょう!
草薙ハダリ
意識は表情にでるものです。「人相」で人の心を何となく認識してしまうところに通じます。

◆聖霊としての存在
その草薙が降霊したハダリバトーは出会います。その姿を見てバトーは「聖霊は顕れたまえり」と呟きます。このセリフは霊的な書物を読んでいる人には理解できるものです。

ヒトの意識は、死と共に霊的世界に戻りますが、その時点でヒトであったときの個別性は意識の進んだ霊ほど持ち合わせていません。「人間だったときは、そんな名前で呼ばれていたね」みたいな感じでで囚われがありません。そのような意識となった霊[ゴースト]草薙を指してバトー〈聖霊・守護天使〉と呼ぶのです。

バトー「今のお前を何と呼ぶべきか?」と尋ねると、草薙ハダリ「正確には衛星経由で私の一部がロードされているだけよ」「この電脳のガイノイドでは容量が不足ね」と応えます。

この草薙を見ていると、私はクリシュナを使う〈高級な霊の存在〉を連想してしまいます。クリシュナには講話をしている際の記憶がない時があります。それがしばしばあり周りの人間を驚かせ困惑させます。何者かに使われているという認識はあったようですが、普段のクリシュナは臆病で潔癖な人物でした。それが講話になると人格が変わる。まさに聖霊のような存在がクリシュナを使い対話や講話を行っていたのだと思われるのです。時間の終焉―J.クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集私は何も信じない―クリシュナムルティ対談集ターシャム・オルガヌム(第三の思考規範)―世界の謎への鍵奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 (mind books)

よくスピリチュアル界(?)で「ジーザスをチャネリング[降霊]した」と謳うチャネラー[霊媒師](インチキ者もいる)がいたり、その話を鵜呑みにする人がいますが。実際はジーザス・クライストやゴータマ・ブッダが降霊することはありません(一応、断定させて頂きます)教え[データー]人間〈器〉を経由して伝えられることはあるといえます。

押井守は、このGITSの後に『スカイ・クロラ』を作ります。

この映画を観て「意味わからねぇ」「駄作」とか言う人は、やっぱり動物的人間・末人でしかありませんというか、理解力がないだけかもなぁ…(汗)。押井が表現したかったのは今流行の「ニーチェ」なんですよ。クリシュナを理解すればニーチェを理解でき(逆でも可)、ついでに押井守も理解できてしまい、ついでに仏教に興味を覚えるかもしれない。

INNOの中に登場するキム[声優:竹中直人]は、ネガティブなニヒリストとして表現されたものです(決して陥ってはいけない精神状態)。バトーはポジティブなニヒリスト(霊的人間[超人]を意識した私たち俗人の姿)

ちなみに押井は、映画『アバター』(Avat)公開当時に「すべてやられてしまった」と語っています。以前、『Avat』のことを記事でシリーズで書きました。Avatの世界では有線で惑星意識に繋がることができるので、その世界観で押井はお手上げ宣言をしてしまったのかもしれません。
驚異のスピリチュアル科学技術『アバター』part.1

ここからは呟きみたいなこと。

私に未読のクリシュナの本を貸してくれる年上(45歳)の友人がいるのだけど、その人はGITSを全く知らなかったのだけど、いつものお礼にと貸してみたら…

このアニメすごいね、仏教だよ、これ!と言ってきた。
「さすが、◯◯さん、理解力が鋭く早い!」と私は思いました。

毎日、ヴィパッシャナー瞑想をしていると言っていたので、人の縁というのも不思議なものです。たまたま偶然、席が隣になるというのも何かの縁だったのだなぁ〜とか思います。
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2011.06.18 Saturday | Category[2]スピリチュアル:エンタメスピ | comments(0)

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