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スピリチュアル本は数限りなくあります。素晴らしい本を全て紹介し切れませんが一部をこちらで紹介します。こだわりは「百害あって一利なし」。読書が嫌いな方は以下のものを読んでもらえればスピは十分だと思います。

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スピリチュアルな想いを形に
2024.01.15 Monday | Category- | -

ユダヤ人(ヘブライズム)への偏見を捨てよう
 少し前から多くの日本人が持つ「ヘブライズム」というものへの偏見を除くことが大切なのじゃないかと感じています。

 スピリチュアル本や思想書などを読み漁っていても、特に日本の研究者の人たちが「一神教」や「ヘブライズム」に反感を持って接しているふしがあり、そういう態度の著書などに当たると読書をしながらイラッとなったりバトルをしながら読書をしている時があります。

 「読書の痕跡」でクレームのような書評を書いた菅原浩先生が書かれた本でも、特にそのようなふしがヒシヒシと感じられたました。彼の比較宗教やトランスパーソナル心理学からのアプローチには好感を持つのですが「ヘブライズム」を悪者扱いしながら論文を構築してゆくスタイルがイラっとした原因でした。 なぜイラッとしたのか。これはインドでのマイノリティ(不可触民)のことを知らない一般的な日本人と同じで、マイノリティとして生きていたユダヤ人たちが築いた「文化や宗教」(ユダヤ哲学)を否定することにもつなるようにも感じたからです。

 否定をすることは容易なのです。しかし、もっと広い視点で学問を教えている先生たちが大勢いるのではないかと感じています。そのなかで見つけたのが勝又直也先生です。勝又先生のような視点で「ヘブライズム」というものを捉えてもらえればとても広い視点で話ができると思います。

 柔軟であって「マイノリティ」にも「マジョリティ」も理解を示し、その最奥にある本質を探究をするような、そのような姿勢です。研究者としての先生の話は、大人のぼくが読んでも好感が持てるものでした。
 京都大学のPDFへの直リンクですが、高校生や学生の皆さんにも、こういったバランスの良さを学んでもらえればと思います。「スピリチュアルに生きる」ことへもつながりますので、上から下まで熟読してみて下さい。

 ぼくがいつも感じている心が勝又先生の話しに共感しました。1970年生まれという若さで、これだけの業績を残しているのは、とても凄いです。

京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授 勝又 直也 氏
業績の題目:中世ヘブライ文学を中心とした地中海・中東の比較文学・比較文化研究

 勝又直也氏は中世ヘブライ文学の分野で国際的に活躍する第一線の若手研究者です。10年間留学したエルサレム・ヘブライ大学において難解な中世ヘブライ語を自由に読みこなす高度な能力を修得し、加えてアラビア語、シリア語といった他の中東諸言語の豊富な知識を活かしながら、言語学、文学、宗教学、哲学、歴史学等の諸領域を包括する先端的な研究活動を展開しています。その研究活動には、相互に補完し合う二つの方向性を見いだすことができます。一つは写本解読に基づく地道な文献学的研究であり、いま一つは柔軟な視点による文化交流史的研究です。
 第一の方向性が表れた研究業績としては、エジプト・カイロのシナゴーグで発見され、現在は世界各国の図書館に散在しているゲニザ文書の解読とテキスト校訂の作業が挙げられます。種々の写本から校訂した中世ヘブライ語の典礼詩のテキストとそれについての考察を学術的単行本、学術論文、口頭発表等を通して国際舞台で積極的に公にしてきました。博士論文の改訂版であるHebrew Style in the Liturgical Poetry of Shmuel Ha-Shlishi (Leiden and Boston: Brill Academic Publishers and Styx Publications, 2003, 377pp.) においては、650にも上る数のゲニザ文書の写本の解読を行っています。このような解読を基に、この10〜11世紀パレスチナにおいて活動したユダヤ詩人シュムエル・ハシュリシの文体を分析するところで、第二の方向性が顕著となります。一方ではイラクおよびイエメンからパレスチナを経てスペイン・アンダルス地方に至る軸、他方では南イタリアおよびギリシアからパレスチナを経てエジプトに至る軸、という二つの軸 ―― 各地のユダヤ人共同体間の言語文化的交流の主要な二つの軸 ―― があることを読み取ることに成功しています。また、The Liturgical Poetry of Nehemiah Ben Shelomoh Ben Heiman Ha-Nashi: A Critical Edition (Leiden, Boston and Koln: Brill Academic Publishers and Styx Publications, 2002, 325 pp.)は、10世紀イラクにおいて活動したネヘミア・ベン・シュロモーというユダヤ詩人の典礼詩の校訂本です。このネヘミアの思想的背景を論じた序論では、ギリシア古典哲学の継承過程において生じた、中世地中海および中東社会におけるユダヤ教、イスラーム、キリスト教という三つの一神教文明の深い相互影響関係を辿る試みを行っています。
 勝又氏は世界的に著名なユダヤ学研究者とも共同研究を積極的に行っており、歴史的、宗教的マイノリティーとも言えるユダヤ教の歴史的・言語文化的葛藤に光を当てようとするその国際的研究活動は、諸民族・諸宗教の融和、世界平和の実現を希求する湯川・朝永両博士の理想にも合致するものと言うことができます。

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2009.04.14 Tuesday | Category[2]スピリチュアル:ユダヤ哲学 カバラー | comments(0)

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