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マヤ文明 聖なる時間の書―現代マヤ・シャーマンとの対話
マヤ文明 聖なる時間の書―現代マヤ・シャーマンとの対話 「マヤ」と聞いてアセンションのような馬鹿げた話と混同してはいけない。そのような話をするために、この本を紹介するわけではない。マヤの宇宙観、時間思想を深く理解することで、アセンションのような愚かな終末思想に走ることなく、“今という時”創造的な気持ちで生きることができるから紹介するのです。

この『マヤ文明 聖なる時間の書―現代マヤ・シャーマンとの対話』著者である立教大学社会学部教授実松克義(さねまつ かつよし)先生は、若き日にカルロス・カスタネダの『呪術師と私』と出合いアメリカ大陸のシャーマン文化や思想・宗教に興味を持ったといいます。

実の所、カスタネダの書いたドン・ファン・マトゥスという呪術師の師は架空の人物であることが、ほぼ明らかになっていますが。現代でも、そのようなシャーマンは実際に南米にも沢山いますから、彼らを題材に書かれた創作文学だということです。評論作家の松岡正剛氏によるカルロス・カスタネダ『呪術師と私』の書評も読んでいて参考になります。

創作ではなく実話に基ずくアメリカ先住民のシャーマン(メディスンマン)を紹介したものは『ローリング・サンダー』『レイム・ディアー』などがあり、彼らは実際の人なので、それらにあたるのが最良だと感じます。

実松先生はフィールドワークとしてファン・マトゥスのようなマヤのシャーマンたち(サセルドーテ・マヤ)との対話を、この書の中で生き生きとした描写で書いています。そして、その中に含まれるマヤの宇宙観と時間思想が、あまりにも興味深く私の興味を掻き立てます。

キプロスの賢人ダスカロスは「永遠の今」という言葉を使い、神の中に一つの時間が存在するという「宇宙の時間」という概念を説明します。マヤ人たちは「時間を神」として理解していたといわれています。

そして、マヤは独自の二元論《調和の二元論》《生命の樹(マヤの十字架)》を持っています。これはキリスト教とマヤ土着信仰とのシンクレティズムから生まれたものではなく、マヤの創世神話からあるものだといいます。ユダヤ教の神秘主義カバラーにも《生命の樹》という概念があります。賢人ダスカロスは、著書『The Symbol of Life』のなかで「モーゼが《エジプトの生命の樹》の概念を変えてカバラー《生命の樹》の概念を編み出した」と確かに書かれています。そして、なぜ聖書が重要な書かというと「旧約」には、古代イスラエルのシャーマン(司祭)たちの文書が、その形のまま伝わっているからです。残念ながら、今現在のキリスト教(ギリシア‐キリスト教)では、その伝統が抹消されてしまっている…。そう考えるとギリシア教父に続くキリスト教哲学を調べても何も出ては来ないかもしれない。出てくるのは捏造された「悪はないが人間は罪を背負っている」とする悪魔の教え。異端と呼ばれるエックハルトなども、その事を心得ていたのだろう。ダスカロスの生き方は、どこかユダヤ・ハシディームに似ている。エジプトにも存在した《生命の樹》としての象徴(シンボル)。

興味深い部分を抜粋紹介いたします。実際に読んだ方が分かりやすいので本書と続編『マヤ文明 新たなる真実―解読された古代神話「ポップ・ヴフ」』2冊を手にとって読むことをお薦めします。まずは基本的なところを実松先生のサイトから抜粋紹介します。ここをジックリと読んでから行きましょう。

現代に生きるマヤの伝統

 現代に伝わる古代マヤの伝統そのものが非常にすぐれた精神性を持っていることを挙げなければならない。それはきわめて人間性に富み、知的で理性的な文化伝統である。グアテマラ・マヤ民族に伝わるマヤの思想を「マヤの宇宙観(コスモビシオン・マヤ)」と言う。マヤ哲学と言い換えてもよいだろう。そのマヤ哲学の精髄とは何か。「カバウィル」の原理である。これはキチェー語で「二つのヴィジョン」という意味だが、独特のニュアンスを持つマヤ二元論である。この二元論においては、常に二つの異質な存在が調和的に結び付いて創造的行為を行う。世界創造も、世界の維持も、進化も、また愛も、人間的成長も、社会的展開も、生命サイクルもすべてこの原理によって統括されている。そのキーワードは調和であり、そうした理由で私はこれを「調和の弁証法」と名付けた。カバウィルは非常にすぐれた概念である。また調和の実現という意味でそれは破綻しかけている現代世界にとっても重要なメッセージを孕んでいる。

コメント:本書を読んでもらえれば分かると思いますが。マヤ哲学には、天文学にも優れた才能を発揮したマヤ人の叡智が含まれているように感じる。そして日本の神道にも似た共生のような調和の二元論を主として大切にしている。古代日本人は天文学には疎かった。マヤ人は類い稀な天文学者たちだった。


 現代マヤ社会において、この調和の理念は実際に社会生活、日常生活における実効性を持った実践体系として構築されている。それが「マヤ神聖暦(ツォルキッヒ・マヤッブ)」である。マヤ神聖暦は独特の原理に基づいたカレンダーである。260日周期のこのカレンダーは簡単に言えば20の「日の精神」が13サイクルすることで進む。20の日の精神のことを「20ナワール」と言い、ナワールとはキチェー語で「精神、叡智、スピリット」という意味である。マヤ人は時間を深く哲学したことで知られるが、独特の個性と傾向を持った日のスピリットが20個存在し、それが時間というエネルギーを生み出す根源であると考えた。つまりマヤにおいては一月は20の日の神で構成されていることになる。

 複雑な説明になるのでここでは省略するが、このカレンダーの遠い起源はおそらくは農業暦である。それが独自の発展を遂げ、マヤの世界観を象徴する知識体系となったと思われる。

 マヤ神聖暦は複合的なシンボリズムを持っている。 それは非常に興味深いものであるが、一例を挙げると、このカレンダーの周期である260日は女性の妊娠期間を象徴するものとされる。そしてそれを構成する数である20は男性数、また13は女性数である。20日×13サイクル=260日。つまりこれは人間そのものを小宇宙として表現している。

 キチェー語で「アッハキッヒ(光の人)」と呼ばれる現代マヤのシャーマンは儀式を行う時、あるいは治療を実施する時必ずマヤ神聖暦を参照する。その意味でこのカレンダーは現代マヤ世界の聖書、倫理法典のような存在 である。

 こうした民族文化の伝統は時間的に変容しこそすれ、その本質は長期にわたって継続されるものだ。これはたとえば身近な日本文化を例にとってみてもわかる。だから現代マヤ文化に残る古代の伝統はその本質において古代の真実を伝えていると考えられる。

マヤ文明と現代世界―新しいマヤ文明像とその示唆するもの― 」より
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2009.03.15 Sunday | Category[2]スピリチュアル:マヤ暦 | comments(0)

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