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スピリチュアルな想いを形に
2020.09.05 Saturday | Category- | -

『INTEGRAL LIFE PRACTICE〜私たちの可能性を最大限に引き出す自己成長のメタ・モデル』は霊的世界観を受容する前段階の実践書

『インテグラル ライフ プラクティス』〔ILP〕は、トランスパーソナル心理学で名を成したケン ウィルバーが創出したインテグラル思想を基盤とした『理論』による修行法が網羅的に提案されている書で、本書は10年前に出版された『実践インテグラルライフ』の復刊です。

ILPは“東洋の伝統宗教”の修行法と“西洋の科学・心理学”を統合(インテグラル)した実践で、普通に生活を送りながら意識変容、霊性開花の道を安全に歩めるように考慮されており、信仰・宗教が異なる様々な人、各自が修養法を選べるように設計されている点が特徴です。

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フィットネス感覚で始められる方法が提案されており、特別な霊的導師(以下、導師と呼ぶ)からの指導が必要な“高度な霊的実践”には踏み込んで触れていません。理由はインテグラル理論を支持する欧米知識人、キリスト・ユダヤ共同体の大多数が「霊的世界観(スピリチュアル概念)」を忌避しているため支持者離れが起きる恐れがあるためです。また高度な霊的実践を書いた場合、初心者が“魂の危機”(スピリチュアル エマージェンシー)と呼ばれる「誇大妄想、心の病(躁うつ病)」に陥ってしまうのを防ぐためと考えられます。

ILPが抱える欠陥

ILPは伝統宗教と心理学を統合したもので一般には欠点がないと思われがちですが欠陥は存在します。その一つを上げると、心理学では自覚困難な“一般社会のサイコパスな人”(以下、一般人サイコパスと呼ぶ)に「第4章 シャドーモジュール」の心理療法が意味をなさない点です。

サイコパスは近年、脳神経の画像診断で明確にわかるようになりましたが、未だ心理療法が確立されていない人格(性格)です。一般人サイコパスは、家族、知人の中に1人はいるといわれています。

頭脳明晰なエリート官僚、指導者、経営者、医師、警察官、科学者、教授など。人の上に立ち指導する人にサイコパスが多いとも言われています。本文を読まれてる貴方も、もしかしたら一般人サイコパスかもしれないですし暴論ですが本著者、訳者などもサイコパスかもしれないのです。

一般人サイコパスは自覚症状が全く無く社会で成功している事例もあり、そのような人物は“成功したサイコパス”に分類され「ホワイトカラーサイコパス」と呼ばれます。緻密な分析(理論構築など)を巧みに行える人が、ときに共感能力に乏しいことがあります。映画を見て物語を明晰に分析し映画評論をしたり、感動できる作品と批評が出来たとしても、実際に感動し号泣できない人格だったりします。共感ができないからです。

サイコパスは共感を示すフリをして社会に溶け込みます。人当たりがよく、雄弁で人を惹きつける能力に長けています。そして自己肯定感が強く、嘘を平気でつき、ダブルスタンダートを厭いません。罪悪感や反省することはなく、頭脳明晰ゆえに自らの人格的欠陥に気づかないよう頭脳が先回りして分析し回避してしまいます。サイコパスがILPを行ってもシャドーが統合されることは、決してないのです。

心優しい“人権派”弁護士が、凶悪殺人犯を無罪にして被害者と被害者家族の感情に「同情を示すフリをして実際には無視」する報道を国内で目にします。彼らは満足し弁護活動を続けます。心優しさと冷酷な側面を併せ持つ、統合された一般人サイコパス人格。罪悪感も嫉妬も感じません。自分に自信があり、共感能力が無いからです。

自らの活動によって政治を転覆させることを「正義」と主張し、人を操ったサイコパス指導者(毛沢東、レーニン、ポルポトなど)が存在しました。現状の政治体制などを悪徳政治や腐敗した官僚政治だと見下し「官僚や権力者を排除したら、平等な世の中になる」とするような改革を主張しているメディア、記者、扇動者などもサイコパスが疑われます。

霊的世界の認識が足りない

ILPの些細な欠陥を指摘するため長くなりましたが、 このように心理療法を組み込んだ実践には「サイコパス」一つ取ってみても欠陥が存在します。またILPの全ての項目で健常者の実践しか提案されていません。身体障害者(視覚、聴覚など)、手足・身体欠損者、筋萎縮性障害者などが行える実践がないのです。

もし「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と語ったローマ人の言葉を鵜呑みにした考え方にILPが立脚しているのだとしたら「第6章 ボディモジュール」実践も欠陥があります。不健全な精神が健全な身体に宿ることもあるからです。身障者は何をどのように行えば霊的に成長できるのか、身障者に向けての実践は書かれていません。ウィルバーは筋トレを好みますが肉体を賛美して鍛錬すれば魂が磨かれるという幻想を持っているとしたら身障者排除・差別理論になってしまいます。

ちなみに霊的世界観の考え方では身障者でも実践が行なえます。ILPには欠陥があることを認識し、短所を補完するのが霊的世界観に生きる「導師」の存在です。導師は瞑想によって“超意識”状態に達することができ霊的能力の“霊眼”で弟子の心理的欠点を見抜くため、霊的身体の「コーザルボディ(原因身)」の霊査を行います

人の意識は“生まれ変わり”(以下、転生と呼ぶ)によって“意識の転移”が起きているといわれており。40年以上の科学的研究が現在でも行われて事例収集がされています。バージニア大学精神医学博士イアン スティーヴンソンジム タッカーが行っている厳密な前世研究『前世を記憶する子どもたち』『前世を記憶する子供たちの驚くべき事例』です。人の意識(心・記憶・性格気質)が死後に、他の新しい身体に転移する話です。

欧米はキリスト教・ユダヤ教によって転生を否定する教義があるため、読者層を広げるためILPから抜け落ちているのは残念な話なのですが、インテグラル思想が重要視するインド哲学では転生が当前のものと考えられています。スティーヴンソンが研究を始めた切っ掛けは平田篤胤勝五郎再生記聞』だそうで、日本人も転生の霊的世界に対する広い見識をもっていたことがわかります。

前世といわれる過去生から持ち越してくる“心・性格の質”や嗜好を霊的能力者は霊査することで探れます。 超心理学で世界的に著名で霊的能力者でもある本山博の著作集(『超意識への飛躍』『チャクラの覚醒と解脱』など)には、瞑想によって超意識状態に入った際のこと、相談者を霊査した際にみえる過去生や性格の質、霊的身体について書かれています。

導師は弟子のコーザルボディを霊査することによって過去生、性格の質を見抜くことができ、弟子に合った形の修養や生き方の指導をします。ウィルバーが著書で引用もする覚者オーロビンド神の生命』、覚者マハルシ、哲人クリシュナムルティ、神智学協会のリードビーターシュタイナー神智学』などは霊的能力があり、質問者・生徒の性格の質に合った修行や生き方を指導しています。

日本でいえば、予見が当たる霊的巫女・砂澤たまえ霊能一代』、キプロスでいえば7歳から大人相手に霊的哲学サークルを主宰して『ストロヴォロスの賢者』と紹介されたダスカロス〔『ダスカロスと真理の探究者、その教えと実践』〕のような能力者のような人に霊査してもらったりできれば実践者にとっては最良です。

幸い、日本には霊的能力者が瞑想会を見てくれる内閣府所管の安全な団体があります。公益財団法人〈日本心霊科学協会〉です。そこでは霊的能力者が複数人所属していて瞑想会の指導をしており、参加した人なら数千円で霊査してもらえます。またイギリスには心霊研究団体SAGB英国スピリチュアリスト協会〉があります。そこで修行して代表をしていた『自分でできる霊性開花』著者が主宰するアイイス国際スピリチュアリズム協会〉の瞑想会も数千円で参加できます。

霊的世界観に関連する章で、重要と思われる第6、7章「ボディモジュール」「スピリットモジュール」に「サトルボディ(微細身)」「コーザルボディ」などの鍛錬法や瞑想法が紹介されてはいますが、先に書いたようにウィルバーは霊的世界の事柄はILPに本格的に組み込んでおらず瞑想によって開眼する霊的能力(ヨーガのシッディ、仏教の神通力)の超意識状態を説明せず一般教養程度の話で済ませてしまっているため、霊性・信仰などについての補足にはヨーガの良書『魂の科学』『密教ヨーガ』などを読むことが必要に思われます。

霊的世界観を受け入れられていない人は信じられない話かもしれませんが、究極の超意識状態に達した霊的覚者は物質をその場に物質化させる低次・高次微細領域の霊的能力を扱えるようになります。「不二一元論・原因」意識などの究極に達していない覚者の場合は物質を出現させたりできないのです。高次の霊的意識状態を達した人は、低次の霊能力をも扱えるようになります。要は下位互換のサイキック能力です。

結論

ILPは、欧米読者向けに書かれているので、当たり前ながら日本読者を意識していません。日本は世界的にみても独自の霊性・精神文化が根付いています。その事を世界に紹介する英訳書が少ないので当然です。著者らは日本の霊的信仰・精神文化への学問的理解がないため、日本人が古代から連綿と伝えてきた数千年の歴史をもつ「神道」、インドから持ち込まれた「仏教」とを長きに渡って統合した〈インテグラル信仰〉を持っている歴史を知りません。恐らく本書を読んでいる日本人も気づいていません。

日本は数千年を通して中国から宗教・思想を受け入れ、インド哲学・中国哲学・宗教を統合してきました。各国の神様「神道、道教、ヒンドゥー、仏教」を同じ船に乗せてしまう〈七福神〉を作り出してしまった様子を見ても分かる通り、日本では神様も統合してしまいます。

第7、8、9章に書かれている実践も、日本に存在している「倫理、道徳、生き方」などを学び直すと、既にあることに気づきます豊穣な日本の精神文化はILPを既に先取りしてしまっています。戦後、日本はアメリカに文化を否定されてしまったため現代の私たちは欧米の考え方を称揚して、日本発祥の考え方を劣ったものと見てしまいがちでいます。

世界稀に見る、豊かで大きな格差や貧困がない平等な社会を築き上げた日本の精神文化を学び直すことが、実はILPを補えると再発見することでしょう。ILPは一人の人間によって考え出されて数十年。日本の精神文化は、歴史的な人たちによって考え出された民族としての実践と生き方です。明治期に西洋文化を受け入れ、更に近代化の波にいち早く乗り明治期、西洋科学なども統合しながら数百年の歴史があります。

数千年の間に培われた霊的な精神文化が存在し、古来からの生き方、神道と仏教が統合された修行などを学び直すと、日本に元々ある実践がILPの最終形かもしれないと気づく人が増えるかもしれません。世界は広しといえども日本のような統合に成功している国をなかなかありません。信仰として先人たちの『日本精神』を改めて見直すキッカケになることかと思います。私はILPを読み、日本人としての霊性・信仰・宗教・精神文化の重要性と貴重さを再認識しました


最後に、ウィルバーの著作は本国アメリカではリベラル層の民主党支持の知識人、大学教授、著名人などのあいだで愛読者が多くIntegral Life〈インテグラルライフ協会〉のコラムも民主党に共鳴する内容です。その傾向は日本国内でも同様でアメリカの新左翼・カウンターカルチャーに影響を受けた方々(吉福伸逸など)が翻訳をされていた事もあり、現在でも翻訳者の方々は反体制、旧・民主党系政党、共産党などの政党支持者が多く、日本の共産主義改革を成し遂げるため「ティールでグローバルな組織」を実現したい人や企業、組織の人たちに愛読されています。

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2020.08.29 Saturday | Category[2]スピリチュアル:読書の痕跡 | -

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2020.09.05 Saturday | Category- | -

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