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スピリチュアル本は数限りなくあります。素晴らしい本を全て紹介し切れませんが一部をこちらで紹介します。こだわりは「百害あって一利なし」。読書が嫌いな方は以下のものを読んでもらえればスピは十分だと思います。

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霊的現実主義者になるための『シュタイナーの瞑想・修行論 秘教講義4』

ルドルフ シュタイナーの人智学による霊的視点に基づいた講義は、1913年〔大正2年〕に語られたとは思えないほど先進的で100年以上経った今〔2019年〕でも斬新さを感じる実践理論だと本書を読んで改めて感じます。

シュタイナーは、一般には余り知られておらず神秘思想家として捉えられていますが、人智学は現在でもアメリカのビジネス書に影響を与え、昨年2018年から国内ビジネス書ベストセラーで話題になっている『ティール組織』に影響をみてとれます。

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『ティール組織』は“次世代型の組織モデル”が提案されていて、“ティール”と名付けた色の意識発達段階を適用した組織“最上位の理想的組織モデル”とし「ティール組織」と呼んでいます。その組織論の土台となる理論は著名な霊的思想家ケン ウィルバーの『インテグラル理論』を借用している事を明かしています。

ウィルバーは霊的思想を統合していてシュタイナーの人智学も取り入れているので『ティール理論』を読んでいると「ティール組織は人智学が100年前に提案した人・教育・組織」のことに近い“人智学の香り”が漂ってくるのです。時代の変化によって人智学が名前を変えてリメイクされているのは理想的だと感じたりもします。

そんな現代ビジネスモデルにも生かされている本書に収められている秘教講義は、まさに未来型志向の生き方や組織の在り方の理想像をシュタイナー自らが超感覚知覚によって得たものを人智学者となる生徒らに語っています。

「スピリチュアル」に偏見を持つ人からすると、スピリチュアルを実践している人は「頭の中がお花畑で現実社会を疎かにする理想を信じて語る人」と決めつけられてしまいがちですが、シュタイナーは真逆のことを語っています。

高次の世界に生きることと地上での生活とを混同しないように心掛けなければなりません。高次の世界での体験を地上に直接適用しようとする人は、すぐに夢想家になり、役に立たない人になってしまいます。高次の世界で生きるのではなく、その状態から離れたときは、地上にふさわしい生き方ができなければなりません。霊的生活と物質生活の二重生活を注意深く、良心的にいとなまなければなりません。そのためには、可能な限り日常生活の中に高次の世界に属する事柄を混ぜないことが大切です。P156

シュタイナーが生きた時代は第一次大戦が近づき、その後にドイツではナチズムが躍進しヨーロッパが激動している時期でした。だからこそ人智学者が理想論ばかり語る夢想家に堕ちてしまわないように注意するようにと語っているのだと感じます。

高次の世界に戦争や虐殺はないけれど現実世界に戦争はある、人種差別、貧困もある。どのようにしたら自らの国や家族を守れるのかを現実主義者として考えなければいけないのだということです。

今の世界にはシュタイナーが生きた時代に生まれたナチズムに似た、一党独裁の中国共産党という大国が出現しています。チベット・ウイグル民族などの少数民族は強制収容所に入れられ漢民族による民族浄化、宗教・文化破壊が大々的に行われている21世紀激動の時代。

ちなみにシュタイナー教育を行っていたドイツ国内のシュタイナー学校はナチス政権下でも数年間シュタイナー教育を行っていました。教員や親御さん達が結託して「嘘をナチス政府に伝えて生き残りをかけていた」から、これこそ嘘も方便

夢想家にならず現実的に生きる道を選ぶこともシュタイナーの理想像。或る人々はナチスに対抗して武器を手に地下活動をしていたでしょうし、教員たちはナチスに隠れて教育を続けていました。

人智学を実践する人は、世界の政治・経済・国際情勢にも敏感でなければいけないですし、ありとあらゆる分野に現実的視点をもって挑み、高次の世界の理想を胸に秘めて行動することが求められています。日常で霊的な理想論を語らなくても構わないのです。

秘教上の進歩をしているときには、人間的な関心を拡げることが大切です。秘教上の進歩に際して、どんな種類の人間感情や人間生活にも理解を持つことができるように試みないと、最悪の結果に陥ります。この世のすべての不正に対して、無関心のままやりすごすことは、もちろん先程の根本命題に反します。なぜなら、そんなことをしたら、社会に眼を閉ざすことになりますから。P170

またシュタイナーは“愛”についても語っています。私自身、40年間生きてきて恥ずかしながら本質的な愛を感情に抱いたことがありませんでしたが、今年は本質的な“愛”を抱いた年でした。愛する人と交わした《7つの約束》を胸に、心と体と精神を清める浄化と霊的修行生活に入った年でもあります。

ひとりの人を愛することは貴重な体験です。私ごとで恐縮ですが彼女から別れを告げられて他の人と交際をすると聞き、その彼女がデートで会っている姿を想像するだけでパニック発作に襲われ、吐き気、目眩の症状がでて情緒不安定で涙があふれるときもありました

スピルチュアル界では“無償の愛”といわれますが、その「愛」は本質の意味での愛ではなく“思いやり程度の愛”なのだと感じたりもします。本当に愛するというのは“思いやり愛”とは別物です。本質的な愛を経験してから、他者の苦しみを自分の事のように感じる場面もありました。

愛は感覚界での体験のもっとも大切な果実である。愛の本質、共感共苦の本質を自分の中に生かすことができれば、霊の働きが感覚界の中でどのように現れるのかが分かってくる。他者の中にみずからを変身させること、このことが感覚界における超感覚的な在り方の本質なのだ、と言いたいのである。P315

京都アニメーションで若い命が失われたニュースを聞いた時、私は事件で亡くなった若者たちの無念の思いに無意識に自分を重ね合わせ(他者の中にみずからを変身させ)夜の誰も居ない帰宅道を涙でぐしょぐしょになるほどに悔し涙を流していました。アニメとゲームという似た業界で生きる若者に自分を重ね合わせたからです。

人智学の理論は、現実世界をどのような姿勢で生きるのかの指針を与えてもくれますし、その考え方を受け入れてどのように霊的世界の理想を具現化できるかを考えなければいけないのだと思いました。

シュタイナーの瞑想・修行論には、そのような生き方を説いている箇所が多く見受けられます。霊的現実主義と名付けたいと思います。

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2019.12.07 Saturday | Category[4]霊的偉人:ルドルフ・シュタイナー | comments(0)

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