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【前世記憶】ぼくはのっぽの大リーガーだった [書評・感想]


2歳になった我が子が大人でも知り得ないような過去の人物に起きた出来事を話し
始め、その話を調べてみると紛れもない事実だったとしたら…。あなたは我が子にどう向き合い、どんな態度を示すだろう。

この本は、約90年前に大リーグで活躍した選手としての前世記憶がある息子クリスチャン ハウプト(Christian Haupt)〕を持ったことに気づいた著者が、我が子の心と言葉に真摯に向き合い、息子との対話と自己探求の記録を丁寧にまとめた。著者は息子の心理的問題について前世記憶の権威たちに相談し、探求の過程で退行催眠でドラマチックな自身の過去世を知ることになるスリリングな回想録だ。

現在の東西キリスト教では「生まれ変わり思想」はタブーであり、生まれ変わりを信じる事は「神にそむく背信行為」とされる信仰的背景があり、世界的に古くからキリスト教会内で生まれ変わりを肯定した部派は“異端”とされ弾圧された歴史がある。一例は、中世の南フランスに転生を信じたカタリ派が存在したが迫害を受けて虐殺されている。

日本国内では「生まれ変わり」を信じたとしても日本特有の柔軟な(?)何でも受け入れる信仰風土のおかげで苦しむ事はないと思うが、キリスト教国アメリカで、敬虔な信者である著者は息子の言葉を信じることへの信仰的葛藤に苦しみながらも前世を受け入れ、信じることに向かう。

現代の日本では宗教弾圧のようなものはないが、そんな 柔軟な信仰風土の日本であっても前世を信じている事を公人が真面目に信仰告白したり扱おうものなら主要メディアを筆頭に一般的に偏見を持って扱われ「トンデモ、スピリチュアル、オカルト」だと揶揄されるのが数十年前から変わらないのが現状だ。近頃も首相夫人が前世記憶を肯定する産科医・池川明と交友がある件で毎日新聞のある記事ではキチガイ(トンデモ)扱いしたコラムを見かけるものだ。現代の魔女狩り・魔女裁判のようなものか。

しかし、前世記憶の膨大な事例を調べる「前世記憶研究(前世研究)」というものがある。アメリカ・ヴァージニア大学の著名な研究者イアン スティーヴンソン(Ian Stevenson)博士(『前世を記憶する子どもたち〈2〉ヨーロッパの事例から』等の著者)の医学論文が1977年に論文雑誌に掲載され世界的にも注目を集めた研究だ。

前世研究は現在も継続されており、ジム タッカー(Jim B. Tucker)博士(『転生した子どもたち―ヴァージニア大学・40年の「前世」研究』著者)が、その跡を継いでいる。本書では、そのタッカー博士がハウプト少年に面談をしている。面談は転生者のお墨付きを与えたりするようなものではないので一事例としてファイルに収集され扱われることだろう。

生まれ変わりとされる事例「人間の意識(気質・性格・人格・記憶)の転移」なのか、超感覚的知覚と呼ばれるような超能力・霊能力の一種で「過去に生きた他者記憶への接触」なのかどうかは研究でも判断できないが、“目に見えない記憶・意識・情報”が、この世界に存在しており、私達の脳はそれを受信したり、発信している可能性が大いにあると考える事ができるわけだ。

本書の事例は、前世がアメリカ野球界で殿堂入りしている超有名選手ルー ゲーリッグ(Henry Louis "Lou" Gehrig)だったことで、前世の人物と息子が語る話が符合するのかを調査する上では大変に役立ったようだ。だが、疑り深い人から見れば検索を駆使した新手の前世詐欺を親が行っているのではと疑うだろう。しかし、ハウプト少年が幼児期から見せる早熟な野球センスをYouTubeで見れば、その疑いは消えるかもしれない。

どんな子どもでも産まれた時から気質があり、その特徴は遺伝などもあるが、胎内での成長過程では得られない、異質な食の好みや特異な記憶や特技に関しては、前世で身につけた行動として検討できると研究事例で挙げている。

例えば、泥棒だった前世記憶をもつ男児は警官のような服装の人を見ると隠れる行動を取ったとか、日本兵の前世記憶をもつ東南アジアの女児は、生魚を食べない村で産まれ育ったにも関わらず生魚を好んで食べ、男物の服を好み、故郷の日本に帰りたいと言っていたなどだ。いずれの事例も6〜8歳頃になると記憶が薄れて忘れてしまうという。

ハウプト少年は無類の野球好きで、ゲーリッグ選手と同じ左利き、顔もどことなくゲーリッグ選手に似ている。野球センスは歳を重ね練習を積めば、みな平均並になるが2才児で身につけるのは並大抵の事ではない。ちなみに両親ともに野球には興味はなかったという。

何かに秀でた〈天才・神童〉と呼ばれるような子供は、生まれる以前に身につけていた特技がある可能性があり得る。モーツァルトは3歳から楽器を巧みに弾き始めていたといわれているし、ハウプト少年も2歳後半から既にグローブでボールを掴み、投球もお手の物のようだった。

前世の記憶をおぼえていたり甦らせた人たちの記録を集めれば世界中に山ほどある。

最も有名なのが転生高僧(ラマ)制度があるチベット仏教界だ。世界的に著名なダライラマ14世は、初めてポタラ宮殿に迎え入れられた際に、前世のダライラマ13世が使っていた入れ歯を置いていた場所を言い当て、近習を驚かせた話。映画『クンドゥン』で再現されている。

テレビ番組で特集されネットでも多く記事にされている事例で、太平洋戦の小笠原で撃墜されたアメリカ兵の記憶をもつアメリカ人・ジェームズ ライニンガー少年の話は『ソウル・サバイバー』に書かれてある。

江戸時代の国学者・平田篤胤によって書かれた『勝五郎再生記聞』には、勝五郎の不思議な前世記憶と生まれる前の話が書かれてある。その現代語訳を『[異界見聞録6]平田篤胤著「勝五郎再生記聞」現代語超編訳版 前世の記憶を持つ子どもの話』にまとめられている。

転生者オンム・セティと古代エジプトの謎』に書かれているイギリス人女性ドロシー イーディーは、幼い頃に階段から転落し臨死体験をしてから古代エジプト時代の過去世を思い出し、セティ神殿の造りを憶えており発掘作業の際に参考になり、エジプト考古学界でも知られている女性だとか。

同じくイギリス人の権威的精神科医でありながら、カタリ派の前世記憶が甦ったアーサー ガーダムは『二つの世界を生きて 一精神科医の心霊的自叙伝』『偉大なる異端 カタリ派と明かされた真実』などを書き、当時の専門学者たちが新発見する以前に知られていない情報を書いていた。

キプロス人の“ダスカロス”と呼ばれたスティリアノス アテシュリスは幼い頃から並外れた行動をしており、 7歳から大人相手に神秘哲学サークルを主宰する知識を有し、稀有な能力を有していた話は『ストロヴォロスの賢者』『ダスカロスと真理の探究者、その教えと実践』に書かれている。 

ハウプト少年が特別なわけではなく、 このように前世記憶については、過去から現在まで民族や宗教が違っていても存在してきている。 この本は、一つのきっかけを与えるもの過ぎないが。今まで前世が空想の産物だと思っていた人が、これからの人生を有意義にするため、前世や魂の探求をする啓発書として読まれることが最良最適だと感じる。

前世を信じたとしても不都合な事は一切ない。前世を信じたくない、受け入れたくないと感じる人が居たとしたら。もしかしたら、過去に重大な過ちを起こした事がある人物だった、とかではないだろうか。前世がある事の方が、これからの生き甲斐や人生の豊かさを感じられると思うが、いかがだろう。

最後に文中に紹介しきれなかった、今までに読んだ参考書を数冊挙げて、みなさんの魂の探求の糧にして頂きたいと思う。
 
生まれ変わりの刻印 ■前世を記憶する子どもたち ■前世療法の探究  ■「生まれ変わり」が科学的に証明された!-ネパール人男性の前世をもつ女性の実証検証- ■なぜ人は生まれ、そして死ぬのか ■輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語

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