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スピリチュアルな世界認識への鍵 『無意識と出会う ユング派のイメージ療法アクティヴ イマジネーションの理論と実践1』
Carl Gustav Jung

スピリチュアルやオカルト的事象が現実の外面世界で起きたとき、私達が心のなか内面世界でどのように感じるのか。それは人それぞれの“心の指向性”“気づき(認識)”の感覚で異なります。たとえ霊的事象が身近に起きたとしても、その事に“敏感”“鈍感”で理解の幅も異なるでしょう。

霊的事象を万人の理解を得るために説明するのは大変困難な事ですが、精神分析学のカール グスタフ ユングの創始したイメージ療法を行う理論と実践のなかに大切な心構えが存在し、その考え方が霊的事象を理解する上で、どのような物なのか把握するものなのか理解することが可能なのではないか示唆する部分があるように思います。

無意識と出会う(トランスビュー)著者・ 老松 克博 (おいまつ かつひろ)氏はユング心理学を専門とする精神科医でスイスのユング研究所に留学経験もあるという日本では数少ない実践的ユング精神分析家です。
無意識と出会う ユング派のイメージ療法?アクティヴ・イマジネーションの理論と実践1無意識と出会う ユング派のイメージ療法 アクティヴ・イマジネーションの理論と実践1
老松 克博

トランスビュー 2004-05-05


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“アクティブ イマジネーション”はユングが創始した技法ですが、老松によればユングはこの技法を“アクティブ”と呼んでいたといい、この技法を誰にでも分かりやすくまとめて来たのはユング派心理学者達だそうです。

ユング心理学も全く知らない人にとって“イマジネーション”という語彙から連想するイメージは取り留めもない妄想のように受け取るかもしれせんが、そうではない事が本書には理路整然と丁寧に説明されています。

まずはじめに一つの例話を紹介します。この話はアクティヴ イマジネーションを実践する人が気をつけて観察しなければならない要点だといいます。霊的事象に気づくかそうでないかを判別できる“典型的な物語”だそうです。

祖父が生まれた朝、曽祖父が誕生記念にと“大きな掛時計”を祖父のために購入しました。祖父はその“掛時計”と共に人生を歩んできました。百年も動き続けた掛時計ですが、祖父が亡くなったとき、その掛時計も壊れて動かなくなってしまいました。
よく知られている『大きな古時計』の物語です。

祖父の死掛時計の故障には現実界・現実世界においては“何の因果関係”もありません。祖父の死と共に掛時計が故障して動かなくなるのは“偶然”に起きた出来事。しかしユング心理学ではこうした偶然として考えるには“不可解な偶然”必然として考え、そのような現象を共時性(Synchronicity)と呼んで注目します。

外面世界で起こった祖父の死、その死と共に掛時計が故障した事に気づいた私の内面世界での因果性を超えた符合(もし気づかなければ因果性を超えた出来事と本人は認識できませんから)。このようなバラバラに起きたことが一つの意味ある形を取ること各個人がを認識することを布置(Constellation)といいます。

祖父の死を目撃し、また掛時計が故障して動かなくなっている事に気づくあなたという人間(意識)がそこに存在しなくては「布置」は成り立ちません。現実界(外面世界)と精神界(内面世界)での様々な出来事やイメージとが一点にまとまるあなたが存在し、その事象を敏感に捉え見過ごさない用心深い“アクティブな心の指向性”も重要な鍵になるという訳です

各個人の内面的な発達個性化のプロセス(Individuation Process)を経験するなかで、喩え話に挙げたような物語に似た出来事が起きることがあるとユングは確信していました。アクティヴ イマジネーションを実践する者にとってもう一つ理解しなければならない例話があるので記載されているまま抜粋紹介します。
 中国のある地方でひどい旱魃があり、万策つきた村人たちは、有名な雨乞い師[レインメーカー]を呼びにやった。しかし、雨乞い師はその村に近づくなり不快そうな表情を見せ、一刻を争う事態だというのに、人払いをして村境の小屋に籠もってしまった。ところが、それから三日後、多量の雨のみならず、雪さえ降ったのである。驚いたウ゛ィルヘルムがそのわけを問うと、雨乞い師はこう答えた。この村と村人たちはタオからはずれており、自分にもそれがうつってしまった。そこで小屋に籠もって、まず自分がタオに戻るようにした。雨や雪が降るのは当然のことではないか、と。

 雨乞い師がいうタオは、ユングの言葉では全体性に相当する。 籠もってイマジネーションを行うなかで現れてきた布置は、周囲にも感染していく(正確には、同時に発生する)。
‥‥中略‥‥
 アクティヴ イマジネーションを続けていると、たしかに共時的現象を経験する。 内的な個性化のプロセスは、そのようにして外的な環境の変化と並行して進む。
全体性(Wholeness)と呼ばれるような事象。

雨乞い師が小屋に籠もることと雨が降ることには“何の因果関係”もないことは誰の目にも明らかなことですが、このような一見すると不可思議な現象がトランスパーソナル(個を超える)領域で起きるといわれています。

このような出来事を“トンデモない心理学”と感じてしまう、トランスパーソナル以前の発達段階か、そうではなく因果性を超えた世界理解の段階に迫っている発達段階かで理解の幅も異なってくる精神分析の物差しにもなることでしょう。
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2013.01.20 Sunday | Category[4]霊的偉人:カール・ユング | comments(0)

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