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【書評・考察】『シュタイナー入門 ルドルフ シュタイナーの生涯と人間像』
rudolf steiner

The Challenge of Rudolf Steiner『シュタイナー入門 ルドルフ シュタイナーの生涯と人間像』(人智学出版社)の書籍画像の代わりに個人的に一番好感を持つルドルフ シュタイナーのポートレートをカバーデザインに採用しているドキュメンタリーDVDのパッケージを掲載しています。

私は思想家その人がどのような国と時代を生きたのかを知る事をかなり重視しています。神秘思想家として人々に多大な影響を与えているルドルフ シュタイナーを知る時にも彼の生きた時代背景を考え想像してみるのは無駄な探究ではありません。なぜなら時代背景を知る事で、なぜその人物がその思想を抱いたのかを考察する事が出来るからです。

その意味で言える事は思想家の思索が成熟する時代は往々にして戦乱期と不可分ではないという事です。古代中国の戦乱期、春秋戦国時代紀元前3世紀に総称して諸子百家と呼ばれる多くの思想が生まれた事実がそれを物語っています。

世界的によく知られる“孫子兵法”は、古代中国の小国のひとつ呉[ゴ]の孫 武[ソン ブ]将軍が編み出した戦術思想です。また孔子の名で知られる孔 丘[コウ キュウ]“論語”も同時代の思想です。仏教ガウタマ シッダールタが生きた時代も古代インドの小国が覇権を争う戦乱期でした。

人は幸せを求め危険を避けるために様々な事を考えます。平和な時に平和を実現する思索をする人が少ないように、反対に戦乱期には多くの思想家が平和実現のために様々な思索を止む事無く行います

シュタイナーに話を戻します。彼は第一次大戦を跨いで生きた思想家です。そして第二次大戦の始まる前に亡くなっています。第一次、二次大戦を生きた思想家たちが21世紀の今でも認識され偉大な足跡を残しているように彼の思想は今でも輝きを失っていません。その生涯を知り、人間像を知れば彼がただ「妄想」に耽る夢想家ではない事が理解できるのではないかと思います。

シュタイナーは戦乱期のドイツに生き、人々の“精神[霊的世界]の平和”“現実世界の平和”を真摯に探究した思想家だったのだという事を本書は上手に伝えているように思います。

シュタイナー入門本書『シュタイナー入門 ルドルフ シュタイナーの生涯と人間像』は編者が二人の著者が残したシュタイナーに関係する作品を一冊にまとめる事によってバランスの取れたシュタイナー評伝としています。内訳は「生涯」と「人間像」の二部構成で、第一部はヨハネス ヘムレーベンシュタイナー評伝『Rudolf Steiner: An Illustrated Biography』の訳。クリストフ リンデンベルクのシュタイナー評伝と共に定評がある評伝のひとつのようです。第二部はアンドレイ ベールイシュタイナーとの生活を描いた回想録です。ベールイは弟子として数年間シュタイナーと生活を共にした想い出を記述しています。弟子の記録によって人間シュタイナーが掴めてきます。

本書の著者二人の情報も重要なので簡単に調べてみました。

ヨハネス ヘムレーベンは1899年ドイツ、ハンブルクで生まれ、ロストック、ベルリン及びエアランゲンの各大学で生物学を学び博士号を得た。卒業後はカイザー ヴィルヘルム遺伝学研究所、ベルリンの植物学研究所やフランクフルトのゲーテ大学などで研究助手として従事していた。1924年にキリスト教コミュニティで牧師に叙階された。人智学協会に席を置くメンバーの一人としても公に知られ成功したひとりで多くの書籍を出版した。本書が出版された1982年の当時ではキリスト教コミュニティでの指導的立場の代表的な講演者の一人であったそうだ。1984年にハンブルクで亡くなっている。ヘムレーベンの著作は主にシュタイナー,ヘッケル,テイヤール ド シャルダン,ダーウィン,ガリレオ,ケプラー,福音記者ヨハネなどについて書かれたものが多数あるようだが邦訳されたのは本書のみのようです。

アンドレイ ベールイはロシアを代表するロシア後期象徴派の小説家、詩人、評論家であるらしい。ベールイはロシア思想家のウラジミール ソロヴィヨフを評価していて、同じようにシュタイナーを敬慕していたよう。翻訳者によればシュタイナーもソロヴィヨフの思想を非常に高く評価していたそうです。シュタイナーがソロヴィヨフを同時代人として遠方ドイツからしっかりと把握して見ていた事も新たな視点として加わりました。

ベールイシュタイナー回想録を読みたい人には本書は唯一。ヘムレーベンのシュタイナー評伝を読みたい人にはシュタイナー入門がありますが本書と同じく絶版なので読める人も限られてくると思います。
シュタイナー入門シュタイナー入門
ヨハネス ヘルレーベン 河西 善治

ぱる出版 2001-07


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2013.01.04 Friday | Category[4]霊的偉人:ルドルフ・シュタイナー | comments(0)

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